のへぴょんのスゝメ

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Ali project「Dilettante」〜芳醇の果ての虚無
こ、これはスゴイ・・・!!

ゴスロリッ娘でなくとも、V系好きでなくても、戸川純ファンでなくとも、クラシックヲタでなくとも、

万人にお勧めするアルバムです・・・・!!

・・ちょっと言い過ぎた。
音楽は「ちょっとダークなくらいがいいよね」っていう方にお勧めします。
間違っても、踊れたりウキウキしたりってんじゃありませんから(笑

今回御紹介するのはコレ。

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ALI PROJECT 「Dilettante」
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以前こちらの記事でもアリプロについて取り上げましたが、実は私、2005年6月発売のこのアルバム、今になってやっとこさ買いました。
・・・え?だって、聞くのもったいなかったんだもん。。
NEWアルバムAli Project 「神々の黄昏」iconが出たから、そろそろいいかな〜と思って。
作品全部聞いちゃうと、もう残ってるのがなくて寂しいのです。
「神々〜」も大事にとっておくぞー★(ワーグナー大好き!

それはさておき、今回はアルバム「dilettante」のお話でございます。
まず、このジャケット。

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そして曲目の漢字密度の高さから、「中華ぽい曲が多いのかな?」って思ってました。
確かに中華な曲も入っていました・・が。

実際は、和洋中折衷のスーパーデカダンスソング集だったのであります・・・!!

というのも、ジャケットをよーく御覧遊ばせ。
モデル=Vo.の宝野アリカさんが極めて中華上流階級的なお部屋でキセルをふかしております。ちょっとこの写真では分かりにくいですが、チャイナ服を纏ってまして、脚には網網蜘蛛の巣状のストッキングを履いておられます!
肘までの黒い手袋もしているし、上に毛皮のマフラーを羽織っているのです。うわぁぁ〜なんか違う組み合わせなのに凄い似合ってる・・!
ま、和の要素はあまりありませんが、あえて言うなら黒髪おかっぱパッツンあたりかな・・
そんなわけで、ジャケからして、実は文化混在著しい様相を滲ませていたのであります。

そして何故、文化混在してもこれほど違和感が無いのか・・むしろぴったりしてハマって見えるのか、といいますと、
デカダンスにかかる人間の思想と云うものは、根底のところ、大差ないのであります。
人類の歴史を見れば分かること・・さて、どんな共通項があり、またそこにどんな微妙な差があるのか、少し紐解いて参りませう。

文化が成熟してくると、人間暇を持て余していらんことをやり出し、しかもすぐそれに飽きて虚無にいたる。

それが如実に分かるのが、2曲目の「人生美味礼讃」

西洋と中華にあった、やたら美食を尽くした挙句全部吐いてまた食べるという様を歌っている曲です。
日本は思想的風土がちと違うから、これはおそらくなかったのでしょうね。

歌の最後に「食べて飲んで吐いて出し 泣いて笑い生きて死ぬ」
「弱肉強食なれの果て それがすべてそれで終わりさ」

と簡潔に悟りに至っています。結局、美味礼讃もまた馬鹿馬鹿しいことこの上ないんだけど、でも折角生まれてきたんだからそうするっきゃないぢゃん?みたいなね。

遂には「どうかこの身が果てたら 収めてくれたまえ 残さずに胃袋のその中へ」
と自分が死んだときまで食物連鎖の輪の中に入ることを望んでいます(清水玲子の漫画「22XX」みたい。いやあんなに純じゃないけど・・)

食べて生きて死ぬ。ねぇ生きるって何?

3曲目の「肉体の悪魔」で問いかけます。
「愛って何 生きるって何 なんにもないとこばかり目指すのはなぜ」

結局、食うに困らずに頭でっかちにぐるぐる考えてると、こういう結論に達します。だから悟りを啓く=無 なんだなぁ。

7曲目の「密猟区」ではもう、半ば動物に還っています。

「狩りに出ましょう満ちた月の エデンの森は放し飼い」
「どういかが 絶望に 魅入られた夜明けは」

人間極めたり動物になったり忙しいですね。
そんなとこで、半ば「西洋的」な括りの楽曲で、人間とは何ぞや?というデカダンス美学の絶望を描いて行ったわけです。

さて、それでは中華サイドに行きましょう。
4曲目「緋紅的牡丹」では、中華的恋の描写を艶かしく、二番では何と中国語で歌い上げています。
「蝶に譬えて死にたもう」と言ってますから、叶わぬ恋だったのでせうね。

8曲目「北京LOVERS」では振られた女の人(多分)が、かつての恋人を監禁する・・という恐ろしくも美しい光景が詠われています。
中国の弦楽器が効果的に使われていて、中国的風景を目前に現出させ、この時空を越えた異世界をしっかり支えています。

全体的にこのアルバムはアレンジが素晴らしいです。ピアノや弦楽器の生音も映えるし、あまり出すぎずにかつ楽曲の内容と寄り添っていて。
特に弦楽器は、以前のような玄人的これ見よがしな感じがなくなり、楽曲との調和を図っていて聴き心地がいい。
勿論アリプロ特有の、やたら早くでやたら珍妙なメロディの曲も多々あります(笑)それもまた良し!

で、このアルバムの曲は何故か最近流行の映画に妙に共通するモノがありまして、「北京LOVERS」は「SAYURI」な感じがしたりして。あれ北京の話じゃないですが、チャン・ツィイーだし。内容も中華入ってたし(笑)

6曲目の「昭和恋々幻燈館」は、「ALWAYS〜三丁目の夕陽」みたいです。
昭和のレトロな風景をつづりながら「モノよりこころが豊かだった」と歌っています。
まぁ、三丁目の夕陽みたいな庶民世界というよりは、アリカさんの場合ちょっとお金持ちの「銀座のカフェーへ」「ダンスホールのロマンス」的貴族社会ですけどもね。
「生まれ変わるならあの時代に生きてみたいな」
昭和のレトロにゴスロリ心は揺れるのでふ。

昭和といえば5曲目の「ディレッタントの密かな愉しみ」は江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」を下敷きにしたと思われる作品。
「天井の屋根裏に小さな穴があるの」から始まり、見られている女性の側から、「ただ見られることの恍惚」を唄っている歌です。
ぢつは魂の次元で両想いなんですな・・!!全く手を触れない官能の世界です。。

極め付けに超日本な楽曲があと2曲残っています。

一曲目の「愛と誠」
何かの漫画か?と思いきや全然違います。まぁ精神としては似ているかもしれません。
日本的ストイックさ礼賛!!です。

♪大和男子ならいつまでも 男であってください♪

そう!「男たちのYAMATO」ですよ。

「千々乱れ桜吹雪 愛と誠のために
 抜く刃はためかせ 信じる道行けばいい
 千年先でもあなたに出逢えればわかる」

出兵する男児達への、大和撫子送り日ソング。
そして最後の「鎮魂頌」で結ぶのです。

「生まれくる前の我 それは今ここに 眠る英霊か」
「遠い兄のような 声を聞く ああ君 我の代わり生きよと」

・・・・まるで、靖国神社にたたずんでいるかのよう。
この曲、ピアノ+弦の演奏も素晴らしく、まさに「YAMATO」の主題歌であってもおかしくない曲であります(勿論、長渕さんの方も良かったけどね)

12曲目「やわらかな肌」でインストの美しい調べの中、この騒がしく静謐なアルバムは幕を閉じます・・

どうでしょうか?
結局「人間って何?」と扱き下ろし扱き下ろし追求していった挙句、
「それでも 生きるべき!」と先祖たちに誓う、人間礼賛アルバムだったのではないでせうか。
デカダンスだって、いいぢゃないか!!

虚無が待ち受けているのは、万人に同じこと。
死という虚無の前に、皆、食って寝て遊べ!!

ただし、先祖に顔向けできない生き方だけはしないように・・・

自分を適度に律して生きませう。
では、皆様、御機嫌よう。

↓くどいようですがこのアルバムはスゴイ。
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ALI PROJECT 「Dilettante」
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↓3月にベストアルバムも発売になります!初めての方は是非!
「BEST 1992-1997 (仮)」ALI PROJECT
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Vo.宝野アリカさんの個人HPはこちら
こーんな生活送ってなけりゃ、こーんな楽曲は作れませんわね・・と涎が出ますよ。

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